DONUTSは7月26日、クラウド会計システム「ジョブカン会計」について、インボイス(適格請求書)受領側の業務効率化を支援する機能アップデートを実施し、適格請求書発行事業者の登録番号検索機能を実装したことを発表した。
10月1日に施行されるインボイス制度では、インボイスの発行側と受領側のそれぞれに異なる対応が求められる。特にインボイス受領側は、取引先が適格領収書発行事業者であるかを確認するために、各取引先への問い合わせや「国税庁インボイス制度適格請求書発行事業者公表サイト」での検索によって取引先の登録番号を照合する必要がある。
今回の機能アップデートにより、受領側は適格請求書発行事業者の登録番号をジョブカン会計内で国税庁公表サイトの最新データと照合できるようになった。
同社がジョブカンシリーズとして手掛ける「ジョブカン見積 / 請求書」は、すでに新たな書式に対応した請求書の発行や控えの電子保存など、インボイス発行側に必要な作業や業務軽減を促す機能を実装している。
また、8月には「ジョブカン経費精算」でも適格請求書発行事業者の登録番号検索機能をリリースする予定だそうだ。同社は、8月末に対応機能を実装予定の「ジョブカン経費精算」と、「ジョブカン会計」および「ジョブカン見積 / 請求書」を組み合わせることで、今年10月に施行されるインボイス制度に対し発行側と受領側の経理業務の効率化を支援するとしている。
同社はインボイスの発行と受領の双方に対応できるジョブカンシリーズの経理関連3サービスを、1企業あたり月額4000円(税抜)から導入可能な「経理バリューパック」を7月24日から提供開始している。