オープンソースのプロジェクト管理ソフト「Redmine」のクラウドサービス「My Redmine」を展開するファーエンドテクノロジーズは7月26日、エンタープライズプランにおいて「チャット通知機能」の提供を開始した。

My Redmine公式サイト

「My Redmine」公式サイト

作業単位を"チケット"で管理する「Redmine」において、担当者が変更されるとSlackやTeamsなどのチャットツールに通知する新機能は、Redmineのプラグインである「Redmine issue assign notice plugin」(onozaty氏開発)を実装するもので、チャットツールとの連携でタスクの見逃しを防止する重要な役割を提供。使いなれたチャットツールのメンションで自分宛ての通知を把握でき、確認のためのツール間の往来も削減できる。

同社では代表取締役の前田 剛氏がRedmineの開発メンバーとして協力しており、「My Redmine」ではファーエンドテクノロジー版Redmine「RedMica」を用いた次期バージョンの新機能の先行利用やかんばん風チケット表示「チケットパネル」やアクセス制限を行う「IPアドレスフィルター」、UIを拡張する「RedMica UI Extension」など独自開発の機能も加わる。

  • Slackでの通知イメージ(同社資料より)

    Slackでの通知イメージ(同社資料より)

「Redmine」はRuby on Railsフレームワークを活用したプロジェクト管理ソフトでGNU General Public License v2のライセンスで利用でき、ガントチャートやカレンダーと中核機能となる作業単位"チケット"がシームレスに融合。同社が提供する「My Redmine」は1400社以上の導入実績を持ち、その事例は公式サイトに掲載されている。