NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は7月26日、アイデンティティセキュリティ企業であるCyberArk Softwareが提供する「CyberArk Identity Security Platform」を特権アクセス管理に活用したマネージドサービスとして、「アイデンティティセキュリティマネージドサービス」をSASEソリューションメニューに追加して販売を開始することを発表した。
同社はこれにより、管理者権限を悪用したサイバー攻撃への対策を支援するとしている。また、「CyberArk Identity Security Platform」をマネージドサービスとして提供するため、ユーザー自身による導入と比較して、システム導入までの期間短縮と構築および運用時の費用削減が見込めるという。
今回、NTT Comが「CyberArk Identity Security Platform」を特権アクセス管理のシステムとして採用しマネージドサービスとして提供することで、特権アクセス管理が関与するセキュリティを強化する。
さらに、NIST SP800-171、FISC安全対策基準、PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)など、各種法令やガイドラインの定める監査に対応する業務の負荷低減も支援するとしている。
NTT Comの各種クラウドサービスやネットワークサービスなどを組み合わせて提供するため、システムの導入から運用、保守まで一連の対応を同社がワンストップで対応する。また、利用ID数に応じた課金のため、初期投資を抑えながら段階的な拡張も可能だ。
初期費用は個別の見積もりが必要となり、運用費用は利用ID数に応じて変動する。