マクニカは7月25日、同社の技術ブランド「Mpression for MAKERS」のBluetooth Low Energy(BLE)プロトタイピングキットの最新版「Koshian 5」の発売を開始したことを発表した。
これまで同社では従来機種としてBluetooth4.2に対応した「Koshian 3.0」をメイカーズ市場を中心に開発者向けに提供してきたが、近年、IoT機器ではBluetooth 5.0以上の規格への対応が進んできたこともあり、今回、そうした最新規格への対応版を開発することにしたという。
そのためKoshian 5では、Bluetooth 5.0へのバージョンアップならびにBluetooth Meshの機能追加が行われたほか、開発環境を刷新することでPythonでの開発に対応したとする。また、iOS用SDKも提供され、スマートフォンアプリを開発して連携させることも可能とした(Android用SDKは開発を検討中としている)ほか、ビジュアルプログラミングの開発環境も提供され、ブラウザからの開発も可能としたとしている。
なお、Koshian 5に搭載されているBluetoothデバイスはSilicon Labsのアンテナ内蔵Bluetooth 5.0準拠SiPモジュール「BGM13S22F512」となっているが、ハードウェアサイズは従来のKoshian 3.0と同等の10.16mm×21.5mmを維持しているという(ただし接続互換性はなし)。
Koshian 5の予定販売単価は1848円で、Webストアなどから購入が可能となっている。