GitHubは現地時間2023年7月24日、リポジトリールール(Repository Rules)の一般提供を開始したと公式ブログで報告した。リポジトリールールはパブリックリポジトリーでブランチ保護の定義を容易化し、単一のルールセットを用いることで複数のブランチ保護やコードの一貫性を確保できる。ルールの適用はWebやコマンドラインなど複数箇所から実行可能だ。
現在リポジトリールールはGitHub Enterprise Cloudで使用できるが、GitHubはリポジトリールールがコード品質の維持やミスの防止、共同作業品質の向上、組織全体のガバナンスルール適用時に有用だと主張する。特に監査対応を一カ所から設定できるのは大きい。リポジトリールールは階層化に対応しているため、組織全体のルール、開発部署ごとのルールなど複数記述に対応する。Twilioの開発者も「チームの自律性を維持しながら、コンプライアンスとセキュリティ要件を満たせた」とコメントを寄せた。