理経、ACSL、VFRは7月25日、ACSL社製の国産ドローン「SOTEN (蒼天)」をバーチャル上で操縦可能な訓練用シミュレータ「SOTEN バーチャルトレーナー」を8月末から販売開始することを発表した。7月25日から先行予約を開始する。3社は2022年5月に、同サービスの開発を開始することを発表していた。

  • 「SOTEN バーチャルトレーナー」の提供を開始する

    「SOTEN バーチャルトレーナー」の提供を開始する

SOTEN バーチャルトレーナーは、時間や場所を選ばずにさまざまな状況でのドローン操縦訓練が可能だ。PCとプロポ型コントローラを使用し、実際のドローン操縦と同じユーザインタフェースと機体性能を再現している。狭いスペースでも訓練可能だという。

利用可能なモードは「フリーフライトモード」と「シナリオモード」の2つ。フリーフライトモードは自由な操縦訓練が可能で、シナリオモードは緊急時を再現した状況に対処するような訓練が可能だ。今後は免許対策などのカリキュラムも追加する予定だとしている。

  • 火災発生時を再現した訓練の例

    火災発生時を再現した訓練の例

  • 緊急着陸に対応する訓練の例

    緊急着陸に対応する訓練の例

ACSLの小型空撮ドローン「SOTEN(蒼天)」は2021年12月に販売を開始し、これまでに官公庁や、企業、自治体などで活用されているという。その中で「ドローンを飛ばす場所がなく、練習が十分にできない」や「ドローン操縦時に非常時の操作が不安で練習したい」といった声が多く、今回のサービス開発に至ったとのことだ。