ソフトバンクとルワンダ教育省は7月21日、ルワンダ共和国(ルワンダ)で非地上系ネットワーク(Non-Terrestrial Network:NTN)ソリューションを活用したEdTech(エドテック)サービスを提供することを目的に、協業契約を結んだと発表した。

2023年秋以降に、高性能な衛星ブロードバンドサービスと、サイバー大学が提供する、コンテンツの作成から学習履歴まで一括管理が可能なeラーニングプラットフォーム「Cloud Campus(クラウドキャンパス)」などを活用し、通信環境が整っていない学校にEdTechサービスを提供する予定。

ルワンダは、国内のさまざまなプロジェクトや国際的な取り組みを通して、教育分野でのICTの活用でアフリカ諸国をリードしているという。データによると、ルワンダでは、すでに国内の56.7%の学校でインターネット接続が可能ですが、依然として多くの学校はインターネット接続環境が整っていない状況だ。

ソフトバンクは、成層圏通信プラットフォーム(High Altitude Platform Station:HAPS)を含むNTNソリューションの活用を通して、アフリカ大陸に持続可能なインターネット接続サービスを提供できるように取り組んでいる。

今回の取り組みは、ルワンダが推進するデジタル教育の普及と強化につなげるもので、ソフトバンクが企画・提案したとのこと。ソフトバンクは、他のパートナー企業と共に、持続可能で低価格なインターネット接続環境とEdTechサービスを提供し、現地で自立可能な体制を構築していく考えだ。