日本電信電話(以下、NTT)は7月20日、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)における未来社会ショーケース事業の「オールフォトニクス・ネットワーク(APN)」について、協賛(役務提供)することを決定したと発表した。
APNはNTTグループが掲げるIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想の実現に資する要素技術の一つ。3月に商用サービスとして、「APN IOWN1.0」および遅延可視化と遅延調整が可能な端末装置「OTN Anywhere」の提供を開始している。
同社は大阪・関西万博の夢洲会場において、現在提供中のAPN IOWN 1.0をさらに進化させ低消費電力、大容量高品質、低遅延伝送を兼ね備えたネットワークを提供し、万博の成功に貢献するとしている。
夢洲会場内のパビリオンや催事施設の主要施設間を接続することで、会場内のさまざまなコンテンツやイベントの共有を支援し、距離を感じることのない一体感と没入感のある体験が可能な実証環境を提供するという。