デル・テクノロジーズは7月19日、全国の10代~60代でテレワークをしているディスプレイ利用者500人を対象に、2023年6月に実施した「ディスプレイに関する調査」の結果を発表した。

  • ディスプレイユーザーがテレワーク・在宅勤務で使用するデバイスは、「ノートPC」が6割

    ディスプレイユーザーがテレワーク・在宅勤務で使用するデバイスは、「ノートPC」が6割

テレワーク・在宅勤務で使用するデバイスの種類を尋ねると、「ノートPC」が60%を占め、次いで「デスクトップPC」(35%)となった。タブレットPCやタブレットを使って仕事をしている人は5%以下であった。

テレワーク・在宅勤務の際、何台のディスプレイを使用するか聞くと、73%が1台と回答した一方で、2台以上のディスプレイを使用している人も約3割程度いることがわかった。

  • ディスプレイの使用台数は「1台」が7

    ディスプレイの使用台数は「1台」が7割

ディスプレイの使用用途について尋ねると、81%が「仕事関連の作業」と回答。その他の用途では「ウェブサイト閲覧」が38%、「動画視聴(YouTube, Netflix, TVer, AbemaTVなど)」が32%。「その他」の用途ではテレビをディスプレイとして活用している様子も見られた。

  • ディスプレイの使用用途は8割が「仕事関連の作業」

    ディスプレイの使用用途は8割が「仕事関連の作業」

ディスプレイのタイプは、1位が「ワイド(16:9)」(68%)、次いで「スクウェア」(22%)。画面サイズは「22型~24型」が31%で最多。次いで「17~21.5型(ワイド)」(20%)、「17~21.5型(スクウェア)」(15%)、「14〜16型(ポータブル)」が14%。ディスプレイの色は「ブラック」が78%で最多。次いで「ホワイト」(13%)、「シルバー」(8%)の順となった。

  • ディスプレイのタイプは「ワイド(16:9)」が68%

    ディスプレイのタイプは「ワイド(16:9)」が68%

  • 画面サイズは「22型~24型」が31%で最多

    画面サイズは「22型~24型」が31%で最多

ディスプレイ接続に使う入力端子は「HDMI(63%)」が半数以上を占め、「USB Type-C(Thunderbolt含む)」(15%)、「VGA」(11%)、「DVI」(10%)の順で続いた。

  • ディスプレイ接続に使う入力端子は「HDMI」が半数以

    ディスプレイ接続に使う入力端子は「HDMI」が半数以上

ディスプレイ周りで使用するアクセサリーは「ヘッドセット」と「USBハブ」がトップでそれぞれ25%。次いで「Webカメラ」(21%)、「スピーカー・スピーカーフォン」(20%)、「モニターアーム」(13%)、「ライト」(13%)、「マイク」(13%)となった。

  • ディスプレイ周りで使うアクセサリーは「ヘッドセット」と「USBハブ」が最多

    ディスプレイ周りで使うアクセサリーは「ヘッドセット」と「USBハブ」が最多

ディスプレイの購入経路は、会社からディスプレイを支給されている人は27%。自身で購入した人の54%がオンラインでディスプレイを購入しており、店舗での購入者はわずか17%であった。購入時に参考にした情報源は「通販サイトなどの口コミ」(47%)、「インターネット上の情報サイト」(46%)で、店頭でのアドバイスと回答した人は18%にとどまった。

  • ディスプレイの購入経路は全体の約半数がオンラインで購入。購入の際の情報源は「通販サイトなどの口コミ」「インターネット上の情報サイト」がトップ2

    ディスプレイの購入経路は全体の約半数がオンラインで購入。購入の際の情報源は「通販サイトなどの口コミ」「インターネット上の情報サイト」がトップ2

購入する際の重視する点を聞くと、「価格」(61%)、「画質」(38%)、「機能」(32%)、「重さ・設置面積」(24%)が上位に。続いて「ブランド」(18%)、「デザイン」(18%)、「色見」(16%)となった。職種別では、エンジニア・技術系層が画質を重視していることがわかった。

  • 購入する際の重視点は「価格(61%)」「画質(38%)

    購入する際の重視点は「価格(61%)」「画質(38%)」

テレワーク・在宅の仕事環境について聞くと、61%がリビングやキッチンなど「自宅の生活スペース」と回答し、「専用の仕事部屋・スペース」で仕事をしている人は35%、コワーキングスペースやカフェで仕事をする方はわずか2%となった。

仕事環境で不便に感じていることや改善したいことは、「作業用スペースが足りない」と「身体の不調」がそれぞれ24%で最多。次いで「ネットワークが安定しない」(17%)、「モニターなどが場所を取って片付かない」(16%)、「ケーブルが邪魔」(16%)が挙がった。

  • テレワーク・在宅の仕事環境は「自宅の生活スペース」が半数以上

    テレワーク・在宅の仕事環境は「自宅の生活スペース」が半数以上

現在のテレワーク・在宅環境において、仕事をする上で不便に感じていることや改善したいことを聞くと“生活音”による音の影響、“作業スペース”の確保、デスクやディスプレイの位置の悪さなどからくる姿勢の悪さや肩こりなどの”体調不良”の意見が多く挙がった。また、プライベートと仕事の切り替えの難しさからくる“集中力の低下“もうかがえた。

  • 仕事環境で不便に感じていることや改善したいことは「作業用スペースが足りない」と「身体の不調」が最多

    仕事環境で不便に感じていることや改善したいことは「作業用スペースが足りない」と「身体の不調」が最多