日本電信電話(NTT)、KDDI、ソフトバンクの3社は7月19日、通信業界におけるサステナブルなサプライチェーンの実現に向けて共同での活動を推進していくことに合意したと発表した。
3社はこれまで、今後の通信業界におけるサプライヤーエンゲージメント活動の標準化といった取り組みを共同で進めるために、協議を進めてきたという。今回はその活動の成果の一つとのことだ。
具体的には、サプライヤーに対するサステナビリティに関するアンケートを標準化し、今年度から3社共通のSAQ(Self-Assessment Questionnaire:自社評価調査)として各社のサプライヤーエンゲージメント活動で利用する。共通のSAQを利用することで、サプライヤ―のの負担軽減にも寄与する狙いがあるという。
SAQでは、環境、人権・労働、安全衛生、公正取引・倫理、品質・安全性、情報セキュリティなどの項目についてサプライヤー各社の取り組みを確認し、3社はその結果をフィードバックしながらサプライヤーと共に改善を進める。
3社は今後について、サプライヤーの理解と協力を得ながら通信業界におけるサプライチェーンサステナビリティ活動に共同で取り組むとともに、さまざまな業界や企業とも連携してサステナビリティ活動を推進し、社会課題の解決と持続可能な社会の実現に貢献するとしている。