Dynabookは7月18日、薄型・軽量で常に持ち運びを前提とするPCにおいては、実装が困難とされていた「セルフ交換バッテリー」機構を採用したプレミアムモバイルノートPC「dynabook X83(CHANGER)」を商品化し、同日から受注を開始したことを発表した。
「dynabook X83」には「ゲーム・チェンジャーになる可能性を秘めたビジネスパーソンをサポートしたい」との想いから、「CHANGER(チェンジャー)」という愛称を採用し、コンセプトや商品性の早期浸透を図っていくという。
同製品は、ユーザー自身が別のバッテリーに安心して簡単に交換できる「セルフ交換バッテリー」機構を採用することで、従来の内蔵式のバッテリーのようにバッテリー交換でPCそのものを修理に出す手間や時間などを省き、「PCを使えない時間=ビジネスにおけるダウンタイム」を低減する。
また、薄型・軽量ボディで高いモビリティ性能を備え、独自技術「エンパワーテクノロジー」の適用で、最新の第13世代インテルCPUが持つ性能を最大限に引き出す。加えて、設計段階から行われている徹底したシミュレーションと厳しい製品テストやMIL規格に準拠したテストの実施によって堅牢性を高め、顧客のビジネスの生産性向上を実現するという。
同製品に合わせて、サービス・ソリューションの強化も発表された。「セルフ交換バッテリー」をセットした「バッテリー交換サービス」や、「セルフ交換バッテリー」の劣化度合いなどPCの不調を検知し管理できる「LCM運用サービス」など、PC本体だけでなく、サービス・ソリューションをトータルで提供し、顧客のダウンタイム削減をサポートする。
セキュリティ面では、サイバー攻撃からPCを保護する「NIST SP 800-147/155/193」に準拠するなど、BIOSレベルのセキュリティ対策で、あらゆる脅威を防御する。またウイルス対策ソフトではカバーできないOS起動前への攻撃もガードするなどのセキュリティ機能を実現する「Secured-core PC」対応モデルも用意している。