NECは7月13日、2022年2月より建設を進めてきた沖縄本島と石垣島、宮古島と久米島を結ぶ光海底ケーブルの建設を完了し、沖縄セルラー電話に引き渡したことを発表した。
同ケーブルは総延長距離約720キロメートルとなり、最新の光波長多重伝送方式を採用することにより毎秒60Tb(テラビット)以上の設計容量を実現可能だという。
両社は2019年に沖縄と鹿児島を結ぶ光海底ケーブルの供給契約を締結し、建設を完了しており、今回の光海底ケーブル建設はそれに次ぐ案件となる。同ケーブルにより、沖縄の離島エリアにおける生活や産業など、さまざまな場面での5G(第5世代移動通信システム)の普及に伴うデータ通信需要の拡大に対応するねらいだ。
なお、同ケーブルはNECの子会社であるOCCで、海底中継器はNECプラットフォームズで製造している。