ジー・サーチは12日、官公庁やエンタープライズ企業向けに提供してきたWebコンテンツ管理システム「WebコアCMS」のクラウドサービス「WebコアCMS SaaS」の販売を開始した。

前身となる2001年販売の「WebコアEnterprise」にはじまり、2016年からパッケージ販売されている「WebコアCMS」は、官公庁や自治体やエンタープライズ領域での実績を持つWebコンテンツ管理システムで、テンプレートを活用したコンテンツ作成から編集、承認から期間を設定した公開から一括管理まで統制のとれたフローでWebサイトを構築できる。「WebコアCMS SaaS」では、WAF(Web Application Firewall)や二段階認証を標準装備し、CDNサービスを利用したアクセス増への対応、監視サービスやバックアップ、自動復旧などクラウド環境を活用したサービスが提供される。

  • コンテンツ作成画面例(同社資料より)

「WebコアCMS SaaS」では、契約締結後からCMS環境の準備を最短1週間程度で用意できるなど、従来型のオンプレミス型やIaaSでの導入と比較して大幅に短縮できる点やインフラ運用を省いたWebサイト運用ができる点などの利点がある。Webサイト設計やマーケティングツール導入支援、Webプロモーション支援などのコンサルティングも行う同社は、Webサイトソリューションのラインナップを拡充する予定で、サービス提供開始後、3年間で10億円の売り上げを目指している。