NTTグループの日本情報通信(NI+C)は7月12日、NTTコミュニケーションズの映像エッジAIプラットフォーム「EDGEMATRIX」を利用したソリューションの提供を開始することを明らかにした。
同社はこれまで、Google Cloudなどのクラウドサービスを活用した画像および動画処理技術のソリューションを提供してきたが、今回そのラインアップにEDGEMATRIXを加えることで、さらなる付加価値の提供を狙うという。
EDGEMATRIXは、映像データを迅速に処理可能なエッジAIがデータを分析し、その結果をトリガーとしてさまざまなアクションを実行できるサービス。映像監視やデータ収集といった課題に対し、エッジAIを用いて解決を試みる。
同サービスはエッジで必要なデータのみを処理してダイレクトに送信するため、通信ネットワークの伝送量やクラウドの処理負荷を軽減できる。そのため、迅速なアラートの発信などが可能だ。また、映像解析もエッジで行うので、セキュリティの向上も見込める。
EDGEMATRIXのストアでは、用途に応じてさまざまなAIアプリを選択し、インストールして利用を開始できる。そのため同社は、データ活用のための作業を短期間かつ低コストで実現できるとしている。