Bleeping Computerは7月10日、「Microsoft Edge Canary update on Windows adds mouse gestures flag」において、MicrosoftのEdgeブラウザにおいてマウスジェスチャ機能が利用可能になったと伝えた。マウスジェスチャは初期のEdgeには搭載されていたが、Chromiumベースに移行した際にサポートが終了した。Microsoftは現在、この機能の再開に取り組んでおり、最近リリースされたInsider PreviewのCanaryビルドにおいて正式に利用できるようになった。
本稿執筆時点のCanaryビルドの最新版はバージョン117.0.1973.0で、このビルドでは設定画面の「外観」のページに新たに「マウスジェスチャ」の項目が追加され、この機能の有効/無効を切り替えられる。デフォルトでは無効に設定されている。
マウスジェスチャを有効にした場合にデフォルトで利用できるジェスチャの例としては、「左スワイプで前のページに戻る」「右スワイプで次のページに進む」「上下のスワイプで縦スクロール」などがある。「マウスジェスチャの構成」ページでは、各ジェスチャに対するアクションの割り当てを独自にカスタマイズできるようになっている。
マウスジェスチャを使用すると、わざわざツールバーまでマウスカーソルを移動してアイコンをクリックしなくてもページの移動や画面のスクロールなどが行える。マウスジェスチャが利用できるEdge バージョン117は、2023年8月21日の週にベータ版が、9月14日の週に正式版がリリースされる予定となっている。