ニデックの中央開発技術研究所、JIS Q 9100の認証を取得

ニデックは7月10日、同社の中央開発技術研究所が航空宇宙産業向け品質マネジメントシステム「JIS Q 9100」の認証を取得したことを発表した。

JIS Q 9100は、ISO9001規格に、航空・宇宙・防衛固有の要求事項を追加したもので、米国のAS9100や欧州のEN9100と並び、世界標準の航空宇宙産業における品質マネジメント規格として制定されているもの。同認証を取得した組織は、AS9100やEN9100と同様にIAQG(国際航空宇宙品質グループ)のベンダーリストであるIAQGOASISデータベースに登録され、この9100規格への適合/第三者認証取得が、欧米の主要な航空宇宙関連企業における契約条件となっている。

同社はすでにドローン用モータの設計・開発を行っている旧長野技術開発センター(現ニデックドライブテクノロジー駒ヶ根事業所)にて同認証を取得済みであったが、同拠点が長野から京都府向日市に移転したことを受けて今回の審査が進められていたという。

なお、ニデックグループでは、これまで以上に高品質、高信頼性が要求される航空宇宙産業においても、各社の技術力のシナジーを発揮し、顧客ニーズに応えていくとしている。