Bleeping Computerは7月6日(米国時間)、「Microsoft investigates Outlook.com bug breaking email search」において、Microsoft Outlook.comで発生した障害について伝えた。Outlook.comの電子メールを検索した際に401例外エラーが発生するという問題が発生し、その調査が行われたことが報告されている。
Outlook.comでメールを検索しようとするとエラーが表示され、検索結果が得られないという障害が発生していたことが明らかとなった。障害は協定世界時で2023年7月5日午後7時ちょうどから発生したことが確認されており、Web版が影響を受け、モバイル版のOutlookアプリには影響がなかったことが報告されている。
Microsoftが調査を行ったところ、Outlook.comでのユーザーのキーワード検索を妨げる設定を導入した最近のサービスアップデートに問題があることが特定された。また、問題のサービスアップデートを元に戻した結果、2023年7月6日午前8時30分(協定世界時)に問題が解消されたことが同社のService Statusより発表されている。
今回発生した障害は設定ミスによるものだったが、最近、サイバー攻撃によるMicrosoftのサービス停止が確認されている。6月初めに発生した障害は、ロシアと関係があると考えられている脅威者による分散型サービス拒否攻撃(DDoS: Distributed Denial of Service attack)によるものとされており、サイバー攻撃によるMicrosoftのサービスの停止が懸念される。