サイバーエージェントは7月7日、官公庁・自治体のDX推進支援を行う同社の専門開発組織である「GovTech開発センター」が提供する、AIによる交通量解析サービス「センサスAI」において、「タブレットによるリアルタイム観測機能」を追加したことを発表した。
「センサスAI」では、従来の国土交通省・地方整備局管理下の常設カメラで映像を撮影し交通量の計測を行っており、カメラの位置や角度・向きの重要性から設置位置の決定には撮影写真を用いた資料による確認作業が求められるなど、確認コストが大きいという課題があったという。
今回、「センサスAI」の解析モデルをタブレット上でも扱えるようアップデートを行うとともに、「タブレットによるリアルタイム観測機能」を追加した。これにより、AIによる交通量の観測が正しく行われるかどうかの確認作業をカメラ設置予定場所で完結することが可能となり、カメラの設置工事における関係者間の確認作業を大幅に削減するとしている。
「センサスAI」の解析モデルはタブレット上においても従来の精度での観測が確認されており、冠水や積雪測定のための専用マーカーの認識チェックも同様にリアルタイムで行うことが可能。なお、センサスAIを契約する団体にはタブレットのレンタルも提供予定とのことだ。