SCSKは7月7日、本田技研工業（Honda）とソフトウェア開発領域における戦略的パートナーシップに関する契約の覚書を締結したことを発表した。

両社は、Software Defined Mobility（SDM）時代に向けた双方の戦略を実現する協働開発関係に深化し、2030年に国内で 1,000 名を超える規模のモビリティエンジニア体制を構築する構え。

同パートナーシップにおける協業予定領域は、「次世代電子プラットフォームのオペレーティングシステム」「電動パワートレーン」「先進安全、自動運転「IVI（インビークルインフォテインメント）」の4点。

近年、自動車は価値観やニーズの多様化から、急速に高機能化が進み、その機能のほとんどがソフトウェアによって実現されていり。さらに今後は、SDMの思想にもとづき、ソフトウェア中心のクルマ作りが加速していくことが見込まれる。

同パートナーシップでは、Hondaが持つシステム制御技術とSCSKが持つ ITといった互いの強みを持ち寄り、ソフトウェア開発のシームレス化と高速化を実現する新たな体制を構築する。あわせて、継続的なモビリティエンジニアの育成と、次世代に向けたモビリティ製品・サービスの開発に取り組んでいく。