みずほ銀行とNTTデータは7月6日、法人向けのGHG(Green House Gas:温室効果ガス)の排出量に関するデータ管理に向けたサービスの提供と、その高度化を目的とした連携を開始することを明らかにした。
両社はこの連携を通じて、みずほ銀行の顧客ネットワークや総合金融グループとして持つ環境・エネルギーソリューションの知見に加えて、NTTデータのデジタル技術とグリーンコンサルティングサービスなど脱炭素に関する知見を組み合わせて、脱炭素社会の推進に貢献するとしている。
みずほ銀行は、顧客とのエンゲージメントを通じてGHG排出量の計測に関する課題やニーズを聴取する。一方のNTTデータは、Scope3(その他の排出量)の削減を支援する可視化ソリューション「C-Turtle」を提供する。これにより、顧客のGHG排出量が可視化され、その削減に向けた正確かつ効率的な分析が見込めるという。
今回の連携によって、両社は顧客企業が直面するGHG排出量計測に関する課題解決への支援を強力に進めるとのことだ。さらに、脱炭素化に関する実務効率化を中心とした支援に加えて、今後は脱炭素への取り組みを促す金融商品を開発するなど、新たなサービスやソリューションの提供も目指すようだ。