電通とISIDビジネスコンサルティング(isidbc)は7月6日、ヘルスケア領域において生活者の性格、価値観、感性に向き合い、生活者自身の潜在的な意識や嗜好を基にした健康意識/健康行動を予測するというアルゴリズムである「actibit(アクティビット)」を共同開発し、顧客企業に対して提供開始した。
新ソリューションは、生活者が回答した性別・年齢・年収などの属性データと、性格・価値観を掛け合わせ、予測AI(人工知能)による独自のアルゴリズムによって健康意識や健康行動を予測する。
同社の独自調査である「ウェルネス1万人調査」に基づく健康意識/健康行動データを活用するため、生活者に直接的に健康意識や行動に関する多岐にわたる質問をすることなく、「健康のために自炊をする」「健康のために何かするなら、効率を重視する」など本人の性格や生活習慣に合った健康意識/健康行動の予測が可能だ。
同ソリューションを利用してサービスを提供する企業は、生活者に、その人の性格や生活習慣に合ったヘルスケア商品・サービスや、検索・購買履歴だけからでは予測できない意外だが好みに合うヘルスケア商品・サービスに出合う楽しみを提供することで、企業やブランドのエンゲージメント向上が期待できるとしている。