ルネサンス期を代表する芸術家レオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci)は、絵画や彫刻以外にも軍事技術者や地理学者として働き、物理学者、飛行士、建築家、生物学者、数学者、美食家、またエンジニアとしてのプロフィールをも持つ偉人。リスキリングに注目が集まる昨今、彼は何を考え、どんな時間の使い方をしていたのだろうか?と興味を引く人も多いに違いない。

Googleは現地時間3日、世界各地の機関と連携したコンテンツGoogle Arts&Culture"Inside Genius Mind"を公開したことを公式ブログで発表した。レオナルド・ダ・ヴィンチが残した名作をひとつの美術館で堪能できるバーチャルギャラリーや顕微鏡で作品の細部に迫るコンテンツ、AIを活用して1000以上のスケッチを分類・探索する試み、スケッチとスケッチを掛わせてアイデアを出させるコンテンツなど実際のスケッチを豊富に活用している。

いくつかの写本から読み取れる詳細な解説も掲載されているが、左利きのレオナルド・ダ・ヴィンチが右から左に書く方法の実験、ラテン語由来の単語を学習するための単語リストなど、隠れた努力の一端も実際の画像から垣間見える。