SAPジャパンと製造業に特化したスキル管理を提供するSkillnoteは、スキルマネジメントシステム「Skillnote」をSAPインダストリー・クラウド・ソリューションとして世界各国の製造業企業を対象に提供開始する。
Skillnoteは、技能や知識、経験や資格など細かなスキル管理を見える化し、育成計画や進捗管理、記録、分析を通じて計画的な人材配置から品質向上、法令違反リスクの低減に寄与するスキルマネジメントサービスを提供する企業で製造業を中心に150社以上の導入実績を誇る。今回、業界のニーズに特化したソリューション群SAPインダストリー・クラウド・ソリューションのパッケージに日本初で採択され、世界各国の製造業企業を対象に提供される。
単独でのサービスや人材戦略支援のSAP SuccessFactorsとの連携のみならず、設計から製造までの情報を統合的に管理する製造業向けERPであるSAP PEO(SAP S/4HANA Manufacturing for Production Engineering and Operations)との連携が可能で、無資格者による作業の防止による品質と安全性の担保、トレーサビリティの強化、作業時間に応じたスキルの習熟度判定など、Skillnoteによる情報が細かに組み込まれ、品質の向上を図ることができる。
2019年に日本で開始されたSAPジャパン主催のアクセラレーションプログラム「SAP.iO Foundry Tokyo」第1期生でもあるSkillnoteは、2020年にSAP PartnerEdge Silverパートナーに認定。昨年11月には、富士通、川崎重工業、SAPジャパンとともに航空機、鉄道、船舶、大型機械の製造など人手による作業への依存度が高い製造業におけるDX支援プラットフォームでの協力も発表(記事)している。