味の素、SCSK、オムロン、キリンホールディングス、島津製作所、JMDC、日本生命、三井住友銀行は6月30日、同8社を代表幹事とする「健康経営アライアンス」を設立したと発表した。設立に伴い、代表幹事を代表し、オムロン株式会社の取締役会長 山田義仁氏が健康経営アライアンスの会長に就任した。

健康経営の推進は、企業の生産性向上のみならず、社員を企業の財産ととらえる人的資本経営の実践においても重要な課題となっているのに加え、企業の健康保険組合の多くは財政難に直面し、その持続可能性が脅かされている。

これらの経営課題を、日本の企業が共通に抱える社会課題と認識し、業界を超えた8社が発起人・代表幹事となって企業に参画を呼びかけ、この度、設立時点で「社員の健康をつうじた日本企業の活性化と健保の持続可能性の実現」というビジョンに共感する100社超の企業・団体が参画を決めている。

同アライアンスでは、「健康経営の評価指標の設計」「データ分析に基づく健康経営アセスメントの作成」「各種ソリューションの情報プラットフォームの構築」「勉強会/セミナーの開催」に取り組む。

具体的には、健診・レセプトデータの分析結果や従業員アンケートなどの分析結果を活用し、健康課題の特定と可視化に資する「健康経営アセスメント」の枠組みを検討。会員の健保・労務担当者とのコラボヘルス促進の一助を目指す。

  • 「健康経営アライアンス」のロードマップ