エクイニクスは6月29日、東京におけるクラウド需要の増加に対応するため、「TY12x」に続き、東京で2カ所目のxScaleデータセンターとなる「TY13x」を開設したことを発表した。

  • xScale®データセンター「TY13x」完成予想図

「TY13x」は、ハイパースケール合弁事業のグローバルポートフォリオの中で12番目に開設されたxScaleデータセンター。この合弁事業が完了する最終フェーズでは、世界36拠点に対する同ポートフォリオの投資は80億ドル(約1兆1,200億円)を超える規模となり、720メガワット(MW)以上のIT電力供給を実現するという。

「TY13x」は、千葉県印西市に建設されたTY12xに隣接しており、第1フェーズで8MW、フル稼働時には36MWのIT電力を供給する予定。世界の大手クラウドサービスプロバイダー(ハイパースケーラー)特有の「大規模、ラックあたりの高い電力密度、堅牢」という運用ニーズに応えるように設計されている。

「TY13x」 は、日本のビジネスと経済をサポートするソリューションとサービスを提供するハイパースケーラーをタイムリーにサポートする。ハイパースケーラーがエクイニクスでの利用を拡大することで、当社のプラットフォームを利用している 10,000社を超える企業は、ハイパースケーラーへのより迅速で快適なアクセスが実現される。

同社はハイパースケール向けデータセンターに加えて、東京で11カ所のInternational Business Exchangeデータセンターを運営し、ハイパースケーラーや企業向けに信頼性の高いインターコネクション(相互接続)およびJPIX、JPNAP、BBIX、Equinix Internet Exchangeなどの国際および主要なローカル インターネット エクスチェンジへの戦略的ネットワーク アクセスを提供している。TY13xの顧客は、各自で選定したネットワークプロバイダー経由で、これらのエコシステムと接続できるようになる。