SBテクノロジーは6月29日、Azure OpenAI Serviceと連携する独自システムを同社全従業員約1,000人が利用開始したことを発表した。2014年より10年連続で「マイクロソフト ジャパン パートナー オブ ザ イヤー」を受賞(ニュースリリース)する同社はMicrosoftソリューションにおける豊富な開発実績を有し、OpenAIの技術が組み込まれるAzure OpenAI Serviceを活用した開発も着手しているが、従業員に向けて一部のアプリケーションを全社展開していく構えだ。
コミュニケーションツールとして利用しているMicrosoft Teamでの文章の作成や要約、議事録の作成からSharepointと接続したマニュアルや規程などの社内情報を含んだ回答や、情報システム部門に寄せられる問い合わせへの自動回答、回答できなかった質問の要約の情報システム部門への自動伝達など、社内情報の共有を進めるものから業務データやアンケートなどのCSVデータを独自に用意したWebサイトにアップロードし、チャットで分析を依頼するようなデータ分析まで広く従業員の業務効率化に貢献できそうなシステムを例示している。
社内で利用することで自社の業務効率化を進めるとともに、独自開発したシステムの精度向上を進められる。同社はAzure OpenAI Serviceの社内利用を推進し、提供するサービスを通じた顧客やユーザーのDX実現を目指す。