NEC Xは6月28日、食農分野でスタートアップの事業立ち上げを支援するTHRIVEとパートナーシップ契約を締結したと発表した。同パートナーシップにより両社は、北米を中心に食農分野におけるスタートアップを共同で発掘・支援し、新事業の立ち上げと成長を加速させる方針だ。
THRIVEは、米SVG Venturesが運営するアグリテックアクセラレーターだ。今回のパートナーシップによりNEC Xは、THRIVEが運営するプレシードアクセラレータープログラムや、包括的な創業者データベースなどを活用し、食農分野における起業家人材への早期アクセスが可能になる。
また、THRIVEの同分野における知見・戦略の活用や、投資先・グローバルパートナーとのエコシステム活動への参加により、NEC Xの新事業創出プログラム「Elev X!」を強化できるという。
今後NEC Xは、食農分野の起業家に対して、生産と資源管理を最適化するための精密農業や自動農業システム、作物モニタリング、予測分析などのソリューション導入を支援し、同分野でのイノベーションの創出を加速させるねらいだ。