eSecurity Planetは6月23日(米国時間)、「11 Key Steps of the Patch Management Process|eSecurity Planet」において、効率的なパッチ管理を実現するために必要な手順を紹介した。効率的なパッチ管理プロセスを確立することで、システムの安全性と安定性を維持できると説明されている。
ここでいうパッチ管理とは一般的にソフトウェアのアップデートをリリースし、展開するための継続的なプロセスのことで指している。セキュリティや機能の問題を解決するために行われ、詳細で反復可能なプロセスが必要とされている。脆弱性への対処やソフトウェアの不具合修正(バグフィックス)、ユーザーエクスペリエンスの向上(機能拡張)を提供するものとされ、これらをインストールすることでソフトウェアやファームウェアの安全性や信頼性を維持し、最新の改良を享受できると述べられている。
パッチ管理を効率的に行うための具体的な手順は、以下の11のステップに分けられる。
- ステップ1:すべてのソフトウェア/アプリケーションシステムのインベントリを作成する
- ステップ2:パッチ適用が必要なエンドポイントを確認する
- ステップ3:リスクと重要性に基づく優先順位を設定する
- ステップ4:パッチ管理ポリシの作成
- ステップ5:パッチ適用前と適用後の文書を作成する
- ステップ6:パッチを評価し、テストする
- ステップ7:フルバックアップを作成する
- ステップ8:試験的なパッチ展開を実施する
- ステップ9:システム全体にパッチを展開する
- ステップ10:パッチの更新を監視し、問題があれば修正する
- ステップ11:最新パッチを適用して常に最新の状態に保つ
パッチ管理プロセスは、効率的で安全かつ信頼性の高いIT環境を維持するために重要とされている。紹介されているパッチ管理プロセスのステップに従うことで、パッチを効率的に管理し、脆弱性を抑えてシステムを潜在的なサイバー脅威から保護することができると伝えられている。