EAGLYSとTISは6月27日、資本業務提携を締結したことを発表した。両社は資本業務提携を通じ、秘密計算を利用したデータコラボレーション、データ活用を推進する新サービスの提供を検討する。
昨今、生成AIが大きな話題となっており、企業はその可能性に注目している。生成AIは、与えられたデータから新たな情報やコンテンツを生成する能力を持ち、AI・データ活用やDX推進テーマの中で広範な応用が期待されている。
特に、企業内のプライベートデータを活用することで、業務改善・競争力向上や市場変化への適応など、さまざまな利点が見出されている。その一方で、プライベートデータには、情報の秘匿性・セキュリティや法的規制・プライバシー等の制約により容易に活用できない。
EAGLYSでは、プライベートデータを安全かつ効率的にアクセス・活用するためのAI・セキュリティ技術の研究開発に取り組んでいる。また、秘密計算をはじめとする暗号技術・プライバシー強化技術を用いてAI・データ活用向けに共通基盤化した Private AI プラットフォームの開発、それを応用したインダストリープロダクトを開発している。
EAGLYSはTISとの資本業務提携により、秘密計算を利用したPrivate AIのさらなる技術展開を行いつつ、既存ならびに新規業界での積極的な協業を進めていく構え。