スマートショッピングは6月27日、現場の在庫管理の自動化を支援するソリューション「SmartMat Cloud」について、データを連携するためのAPI(Application Programming Interface)の提供を開始することを発表した。これにより、基幹システムや購買システムとの連携がよりスムーズになるという。

同サービスは現場のさまざまな物の実在庫をIoTで可視化し、在庫管理の自動化と工程改善を支援する。従来は多くの人手と時間が必要だった棚卸や、人手では不可能だったリアルタイムな実在庫把握など、高精度な管理が可能になるとのことだ。さらに、発注まで完全に自動化できるため、省人化にも貢献するとしている。

  • 「SmartMat Cloud」のAPIを提供開始する

    「SmartMat Cloud」のAPIを提供開始する

今回、同サービスのAPIを提供開始することで、ユーザーはSmartMat Cloudで管理される実在庫数や発注の情報を、基幹システムや購買システムと連携できるようになる。これまではCSVなどでダウンロードしたデータを、手動またはRPAを介して基幹システムや購買システムに入力する必要があったとのことだ。

システム連携が可能となる情報は、スマートマットで計測(または手動入力)された最新の全在庫残量と、SmartMat Cloud上で行われた発注の履歴である。