Microsoftは先日、開発中のWindows 11においてファイルエクスプローラから古いフォルダオプションを削減する取り組みを行った。Microsoftは調査の結果あまり使われていないフォルダオプションが存在すると指摘し、そうしたオプションを削除することで設定項目のスリム化を図ると説明している。
削除されたフォルダオプションは次のとおり。
- フォルダーの結合の競合を非表示にする
- 常にアイコンを表示し、縮小版は表示しない
- 縮小版にファイルアイコンを表示する
- フォルダーのヒントにファイルサイズ情報を表示する
- 保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない
- ドライブ文字を表示する
- フォルダーとデスクトップの項目の説明をポップアップで表示する
- 暗号化や圧縮されたNTFSファイルをカラーで表示する
- 共有ウィザードを使用する
Microsoftはこの取り組みに対してフィードバックを寄せて欲しいと呼びかけていた(参考「Windows 11、一部のフォルダオプションを削除して簡素化 | TECH+(テックプラス)」)。
しかし、Microsoftは6月22日(米国時間)、「Announcing Windows 11 Insider Preview Build 23486|Windows Insider Blog」において、このフォルダオプション削除の取り組みをロールバックしたと伝えた。
Microsoftは「Windows 11 Insider Preview Build 23481」でフォルダオプションを削除し、「Windows 11 Insider Preview Build 23486」でロールバックを行った。1週間で機能を差し戻したことになる。Microsoftはフィードバックを得て開発版にフィードバックを行っていると説明し、こうした取り組みが通常であることを述べている。