イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が6月18日(現地時間)、Intelがイスラエルに約250億ドルを投じて新たな半導体工場を建設することで同国財務省と合意に達したことを発表した。
また、イスラエル首相のTwitterアカウントにて「イスラエルにとって史上最大の投資になる。この工場は世界最先端の技術を使用することになっている」と今回の投資の規模の大きさを説明している。
一方のIntel側は、2023年6月19日時点で公式な発表を行っていない。イスラエルの半導体業界の状況を知る関係者によると、2018年にIntelが発表した100億ドルの投資に加えて、今回新たに150億ドルを追加投資することとし、合計で250億ドルとしているようだという。
なお、今回の投資は、Intelが2021年に打ち出した戦略「IDM 2.0」の一環であり、イスラエル財務省によると、同国南部キリヤットガットにある既存工場に追加される形で新工場が建設され、2027年に稼働を開始予定。これによって数千人が新たに雇用される予定だという。