日立社会情報サービスは6月15日、クリックテック・ジャパン(以下略、Qlik社)の多種多様なデータベースをリアルタイムに連携可能なデータ統合・レプリケーションツール「Qlik Replicate」の販売を開始した。

「Qlik Replicate」(公式Webサイト)

「Qlik Replicate」は、異なる種類のソースDB及びターゲットDBのデータをコピーし、CDC(Change Data Capture)技術によりリアルタイムなデータ連携を実現するレプリケーション(複製)ツール。Hadoop、RDBMS、SAPなど多種多様なデータベース、データウェアハウス、ビッグデータプラットフォームへの接続に対応し、エージェントレスで運用するためシステムへの負荷を軽減できる。データコピー、変更データ補足、インメモリ処理による文字コード変換・マスキング、SQL自動生成、変更情報の伝播など一連のワークフローは自動化されており、Webベースの直感的なインターフェースで実行可能だ。

  • 「Qlik Replicate」の操作法(同社資料より)

旧システムから新システムへのマイグレーション(migration:データ移転作業)の際、システム停止時間を最小限にしたいケースや基幹系システムと並行して分析システムを運用する際、システムへの負荷を最小限にしたいケースなどに効果的に利用できる。日立社会情報サービスは、2008年より同社の販売パートナーとして同社製品の販売を行っている。