「BlazeMeter」(公式Webサイト)

東陽テクニカは6月14日、米Perforce Software Ltd.(以下略、Perforce Software社)のSaaS(Software as a Service)型高負荷テストプラットフォーム「BlazeMeter(ブレイズメーター)」の日本での販売を開始した。「BlazeMeter」は、仮想的にWebサイトへの大規模アクセス状態を作成しシステムに高負荷を与え、システムパフォーマンスの検証・分析を行うクラウドサービス。200万人以上のユーザーと最大56地点からの同時アクセスという高負荷アクセス状態を仮想的に構築可能で、同環境で様々なテストを行える。オープンソースの負荷テストツール「JMeter」他、「Gatling」「LOCUST」などの同様のツールで作成したテストシナリオをそのまま利用できる他、コードレスでのテストシナリオ作成やテストの設定、プライバシーを考慮に入れたテストデータ作成など迅速に作業を実施できる工夫がなされている。テスト結果はリルタイムで確認できるため、結果に合わせて条件を変更、調整しながらのテストが可能。

  • BlazeMeter」解析結果画面(同社資料より)

負荷テストと組み合わせた機能テストやAPIテスト、予想される関連機能や外部連携サービスなどの環境を仮想的に構築しシステム全体でのパフォーマンスの検証を行うモックサービス機能も提供。「Selenium」などのオープンソースのテスト自動化フレームワークや「Jenkins」などのCI/CDツールツールと連携し、ソフトウェア開発サイクルに組込み継続的かつ効率的なソフトウェア開発を行うこともできる。サービス料金は負荷テスト機能単体で3,380,000円から。必要とする機能やテストの規模、テストの同時実行数で変わるため詳細は要相談となる。