NTTデータエンジニアリングシステムズ(NDES)は6月15日、ヨーロッパを拠点にPLM(Product Lifecycle Management)関連サービスを展開し、エンジニアリング業界で評価と実績を併せ持つTECHNIA AB(TECHNIA)と戦略的パートナーシップ契約を締結することを発表した。
これによりNDESは、日本の製造業の顧客へTECHNIAソフトウエアの国内販売とサポートサービスの提供を行うと共にPLMソリューションの展開を加速させていきたい構え。
NDESは、2002年にダッソー・システムズ¥とパートナー契約を締結し、製造業の顧客へ製品における「企画・設計・開発・生産・保守」までの情報を一元管理するPLMの提供を進めてきた。
しかしながら、昨今の環境問題、自動化の遅れ、技術継承問題、海外における技術力の向上による日本の製造業の危機など、顧客の課題は山積しており、その課題に対するニーズも時代と共に変化しているという課題に対し、より迅速に対応していくことが不可欠だと考え、TECHNIAと戦略的パートナーシップ契約を締結する運びになったという。
この戦略的パートナーシップにより、TECHNIAのPLM専門知識と包括的な製品および、それに付随したサービスとサポートを継続的に提供することで、製品のライフサイクル全体における昨今の課題やニーズに対応することが可能となるという。
初年度は、TECHNIAソフトウエアの販売・サポートを開始し、その後、TECHNIAのPLM専門知識を用いたサービスやコンサルティングへと範囲を広げ、提案を行っていく予定。両社は、戦略的な目標を掲げ、日本の製造業の顧客が世界の製造業をリードする、その一助となるべく努めていきたい方針。