電通デジタルは6月14日、電通、電通プロモーションプラスとともに、企業の自社EC事業の伸び悩みを解決し、継続的成長を支援する専門チーム「dentsu EC growth」を同日発足したと発表した。

同チームは、EC事業のステージ(段階)に合わせた効果的な購買体験(CX コマース)の設計と、その実行・実施を一気通貫で推進し、EC事業を次のステージに押し上げていくことを支援する。

電通が2022年11月に独自に実施した「ECでの買い物行動調査」では、ECの各ステージ(初期・話題化後)によって、顧客群もユーザーの意識も変わることがわかっている。それを踏まえて「dentsu EC growth」では、それぞれのステージにおける顧客の特徴を的確に捉えた購買体験(CXコマース)を設計することで、「成長鈍化」や「伸び悩み」などの課題解決を支援する。

  • 「ECでの買い物行動調査」によって分かった顧客群の違い

また、同調査ではEC商品の「初期ファン」と「話題化後ファン」で、商品のどのような点に魅力を感じるのかや、どのように商品の情報を得るかなどが異なることも明らかになった。

それぞれのステージに合わせたコンタクトポイント、メッセージやメディアプランを策定することで、既存ユーザーに商品を長く使い続けてもらう、あるいは、新たなユーザーを集める・増やすことが可能になる。

さらに、同調査の結果と同社がアクセス可能な価値観データやメディア接触データ、プラットフォーム事業者のデータなどを統合分析することにより、より深いインサイトを導き出すことも可能。