フィッシング対策協議会(Council of Anti-Phishing Japan)は6月13日、「フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|北海道電力をかたるフィッシング (2023/06/13)」において、北海道電力を偽るフィッシングの報告を受けていると伝えた。

メールの件名としては、以下が確認されており注意が必要(下記以外の件名が使われている可能性もある)。

  • 北海道電力利用料金のご請求です【重要なお知らせ】

確認されている偽サイトとしては、次のURLが挙げられている(下記以外のURLが使われている可能性もある)。

  • https://●●●●.com.cn/jp

報告されている詳細内容は次のとおり。

  • 未払金があるといった旨のメールが送られてくる。リンク先はフィッシング詐欺サイトになっており、アカウント情報の窃取、個人情報の窃取、Vプリカ発行コードの窃取などが行われる。メールの日本語には不自然な点があり注意深く読んでいると違和感に気がつきやすい
  • 2023年6月13日の時点で、フィッシングサイトは稼働している
  • フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|北海道電力をかたるフィッシング (2023/06/13)

    フィッシング対策協議会 Council of Anti-Phishing Japan|ニュース|緊急情報|北海道電力をかたるフィッシング (2023/06/13)

フィッシング詐欺に使われているWebサイトは一見しただけで判別することが難しい。真偽の確認を行うには、メールやメッセージに含まれているリンクからたどるのではなく、公式アプリやWebブラウザに登録したブックマークなどからアクセスするなどの操作を行い、確認を行うことが望まれる。

このところ、フィッシング詐欺メールからVプリカ発行コードの入力を促すWebページへ誘導する手口がフィッシング詐欺の手法として国内で広く悪用が観測されている。Vプリカ発行コードを入力する際は、一度手を停めて再度内容を確認することなどが望まれる。