プライム・ストラテジーは6月12日、CMS(Contents Management System)の実行環境を高速化する仮想マシンイメージ「KUSANAGI 9」をOracle Cloudの「CentOS Stream 9」で利用できる「KUSANAGI 9 for Oracle Cloud(CentOS Stream 9)」のリリースを発表した。
「KUSANAGI」は、Microsoft AzureやAWS、さくらのクラウドなどのクラウド環境でWordPress等のメジャーCMS(Contents Management System)を高速表示するための仮想マシンイメージで最新版の「KUSANAGI 9」では、標準のLAMP(Linux-Apache-MySQL-PHP)環境と比較してページキャッシュ使用時に約2,330倍、ページキャッシュ非使用時に約20倍の高速化を実現。試用利用のための「無償版」、ビジネスユース向けの有償版「Business Edition」、有償最上位版の「Premium Edition」を提供している。今回、Oracle Cloud上で運用される「CentOS Stream 9」に対応する無償版の「KUSANAGI 9」をリリース。仮想マシンイメージはOracle Cloudの「Marketplace」に登録されておりOracle Cloud Infrastractureの画面から選択して利用できる。同社では「KUSANAGI 9 for Oracle」について今後、有償版である「Business Edition」「Premium Edition」の提供も行うことも発表している。KUSANAGIは、2022年12月時点で世界34カ国251リージョン、国内外の主要な28プラットフォームに対応しており、現在も利用できるプラットフォームやOSの拡充を行っている。