東芝デジタルソリューションズとイスラエルのClassiq Technologiesは6月12日、ゲート型量子コンピューティングに関する技術提携に合意したことを発表した。

  • 東芝デジタルソリューションズ×Classiq Technologies、ゲート型量子コンピューティング分野での技術提携に合意

    東芝デジタルソリューションズ×Classiq Technologies、ゲート型量子コンピューティング分野での技術提携に合意

東芝デジタルソリューションズは、量子インスパイア―ド最適化ソリューション「SQBM+」などを提供し、東芝アナリティクスAI「SATLYS」など多様なAI技術と開発実績を有する。Classiqは、量子回路の生成、解析、実行を可能にする、ユーザーフレンドリーなゲート型量子コンピューティングソフトウェアプラットフォームを提供している。

今回の技術提携において、東芝デジタルソリューションズは量子やAIの技術開発で培ったノウハウを生かし、Classiqのプラットフォーム上で作成したソフトウェアを用いて量子AI注5などの技術検証を行う。その結果に基づき、東芝グループが長年の経験を持つエネルギー、社会インフラ、スマートマニュファクチャリング、さらにはカーボンニュートラル、サーキュラーエコノミー等の分野において、ゲート型量子コンピューティングによる課題解決のユースケースを探索する。ClassiqはTDSLのインダストリアル領域でのユースケース探索を支援するとともに、ユースケースの実用化に向けたプラットフォームの最適化につなげていく構えだ。

両社は今回の技術提携をもとに、ゲート型量子コンピューティングのインダストリアル分野への実用化を推進していくという。