学情は6月8日、2025年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に実施した「SDGs」についての調査結果を発表した。有効回答数は551件。
「SDGs(Sustainable Development Goals)」という言葉の認知度は、「言葉も意味も知っている」の回答が最も多く84.0%だった。「言葉は知っている」の回答の14.5%も合わせると、「SDGs」の認知率は98.5%となった。
企業のSDGsに関する取り組みを仕事選びにおいて「意識する」「どちらかと言えば意識する」と回答した学生が51.7%に達した。このことから半数以上の学生が、仕事選びにおいてSDGsを意識していることが分かった。
この意識する理由については「仕事を通して社会課題の解決に貢献したい」「社会課題の解決に貢献する企業でないと、今後社会と良好な関係を築けないと思う」といった声が寄せられている。
また、就職活動において、企業がSDGsに取り組んでいることを知ると「志望度が上がる」と回答した学生は29.4%で、「どちらかと言えば志望度が上がる」という回答40.8%を合わせると、7割超の学生が「企業がSDGsに取り組んでいることを知ると、志望度が上がる」としていることが判明した。
この理由については「SDGsの達成に貢献する企業のほうが業績も伸ばしていると思う」「自社の利益だけでなく、社会に関心を持つ企業は好感が持てる」「SDGsの達成や、社会課題の解決に貢献しようとしている企業で働きたい」などの意見が挙がっている。