東急不動産とNTT、NTTドコモは6月7日、街を訪れる多様な人々に寄り添った環境先進都市の実現を目指し、IOWN構想に関連した技術・サービスなどを活用した新たなまちづくりに向けた協業に同日合意したことを発表した。まちづくり分野へのIOWNサービスの導入・活用は世界初。
IOWN構想とは、あらゆる情報を基に個と全体との最適化を図り、光を中心とした革新的技術を活用し、高速大容量通信ならびに膨大な計算リソースなどを提供可能な、端末を含むネットワーク・情報処理基盤の構想。
三社は協業の第一ステップとして、広域渋谷圏での東急不動産が取り組むまちづくりにおいて、NTT の提供するIOWNサービスを先行導入する。これにより、先端的な価値を創出する環境先進都市のさまざまなモデルケースを作り、次世代社会らしい利便性の享受と環境負荷低減の両立を目指す。
具体的には、広域渋谷圏に対して、IOWNサービスによって消費電力を削減することで環境負荷の小さいエリアに変えていくだけでなく、次世代的な価値を提供する社会実装フィールドとして捉え、今後 IOWN サービスが進化していくステップに合わせて、新たな価値の提供に取り組む。
これらの取り組みを通じて、自分らしく働き、多様なエンターテイメントを楽しみ、刺激と憩いのあふれる便利なまちに住まうといった、「職・住・遊」を融合した環境にやさしい渋谷型都市ライフの実現を目指す。
東急不動産と NTT グループは、「働く場所に縛られない次世代オフィステナント」「最新技術の粋を凝らした次世代商業フロア」「次世代サービスが身近になった暮らし」といった次世代社会をイメージしつつ、居住者・ワーカー・テナントの課題・ニーズを拾い上げ、より多くの人に利便性を感じてもらえるようなサービスを検討する。