GIGA-BYTE Technologyはこのほど、「GIGABYTE Fortifies System Security with Latest BIOS Updates and Enhanced Verification|News - GIGABYTE Global」において、自社製ファームウェアに対し、セキュリティを強化したことを伝えた。マザーボード向けに検証が強化されたファームウェアアップデートがリリースされている(参考「GIGABYTE製マザーボードにバックドア類似の機能、数百のモデルが影響 | TECH+(テックプラス)」)。
今回、Intel 400/500/600/700およびAMD 400/500/600シリーズマザーボード向けにファームウェアアップデートが行われた。このアップデートでは、システムのセキュリティを強化するため、オペレーティングシステムのブートプロセスにおいて、より厳格なセキュリティチェックが実施されている。
実施された主な対策は次のとおり。
- シグネチャの検証 - リモートサーバからダウンロードされたファイルの検証プロセスを強化。この検証プロセスにより、コンテンツの完全性と正当性が保証され、悪意のあるコードを挿入しようとする攻撃者の試みを阻止することができる
- 特権アクセス制限 - リモートサーバ証明書の標準的な暗号化検証を有効化。この検証により、ファイルは有効で信頼できる証明書を持つサーバからのみダウンロードされることが保証され、保護レイヤを追加することができる
これらの対策により悪意のある行為を検知・防止することが可能で、ユーザー保護を強化できると説明されている。GIGABYTE製マザーボードを使用している場合、迅速にファームウェアアップデートをインストールすることが推奨されている。