NECは6月6日、ミクロネシア連邦の海底ケーブル運営会社FSM Telecommunications Cable Corporation(FSMTCC)、キリバス共和国の国営通信会社Bwebweriki Net Limited(BNL)、ナウル共和国の国営通信会社Nauru Fibre Cable Corporation(NFCC)と、光海底ケーブル敷設プロジェクト「East Micronesia Cable System(EMCS)」のシステム供給契約を締結したことを発表した。
EMCSは、総延長距離約2250キロメートルの光海底ケーブルで太平洋島しょ国のミクロネシア連邦、キリバス、ナウルの3カ国4島を接続する初の光海底ケーブルとなる。
ケーブルは、キリバスのタラワ島から、ナウル島、ミクロネシア連邦のコスラエ島を経由してポンペイ島へと敷設される。これにより各国で暮らす人々に、高速、高品質、高信頼かつ安全なインターネット通信環境を提供し、同地域のデジタル化と経済発展に寄与するねらいだ。
同プロジェクトは、日本・米国・豪州の各政府が連携支援する「東部ミクロネシア海底ケーブル事業」に基づくプロジェクトで、3カ国の資金提供の下で実施される。