SCSKは6月1日、EDI(Electronic Data Interchange:企業間の電子取引)において個人情報や金融関連データなど機密性が高いデータの連携を支援する「スマクラ セキュア」を提供開始することを発表した。
同サービスはスマクラ2.0の環境上で提供し、スマクラサービス側がEDIデータの暗号化機能を持つ。そのため各企業側で暗号化やマスキングなどの作業を実施することなく、セキュリティの高い電子取引を利用開始できるとのことだ。また、EDIデータを暗号化するとともにスマクラ側でのデータへのアクセス管理機能を強化し、情報漏えいを防止する。
なお、同サービスはクラウドで提供し、約3カ月間で利用を開始できるという。新規導入の場合、初期費用は400万円からで、月額利用料は20万円から。2024年1月に予定されているISDN回線デジタル通信モードの提供終了に対しては、移行先の代表的なサービスである AnserDATAPORTに「スマクラ セキュア」から接続するサービスを提供する。
同社が提供するスマクラは、商取引情報を支えるクラウド型のEDIシステム連携基盤サービスだ。スマクラ2.0はスマクラと比較して、機能やサービスの拡充を実現するためにミドルウェアレベルでの基盤を強化しているとのことだ。