伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は31日、ラキール社との販売代理店契約締結を発表。ラキールの業務アプリケーションの開発運用プラットフォーム「LaKeel DX」の提供を開始した。3年間で15億円の売上を目指す。
独立して機能するソフトウェアを部品として開発し、必要なアプリケーションを組み立てる"マイクロサービス"技術を活用するラキールの「LaKeel DX」。開発したソフトウェア部品をパブリッククラウドで稼働させて、部品単位で新機能を追加させたり性能を向上させたりと独自の業務アプリケーションを構築できる。開発したソフトウェア部品を他社へ展開することも可能で、三菱商事の「食品流通DXソリューション」の開発事例なども「LaKeel DX」公式サイトには掲載してある。販売代理店契約を締結したCTCでは、LaKeel DXを活用したマイクロサービスの設計から開発、運用管理を含めたシステム体の構築サービスを提供。「LaKeel DXエコノミー」の展開を視野に入れており、"運用を止めずに既存システムの段階的な更新を図る企業"を中心に提供し、3年間で15億円の売上を目指すとしている。