内田洋行は6月1日、認知科学の視点から、子どもたちが問題を解けなかった思考過程を重視し、学びのつまずきの根本的な原因を探り子どもたちの指導に役立てるアセスメントツール「たつじんテスト」を、教育用コンテンツ配信サービス「EduMall」にて配信を同日より開始することを発表した。対象は小学校で、価格(学校ライセンス)は年間1校13,200円。

  • たつじんテスト

    たつじんテスト

「たつじんテスト」は、慶應義塾大学環境情報学部の今井むつみ教授と広島県教育委員会が、「広島県学びの基盤に関する調査」の一環として開発。つまずきの部分を具体的に理解するための解説動画や、先生がアセスメントテストを実施しやすい進め方や解答類型、集計表をラインアップし、実際の教育現場での指導場面で使用しやすいパッケージとなっている。

今回、多くの学校に学びのつまずきを知るアセスメントを紹介するために、教育用コンテンツ配信サービス 「EduMall」を使って提供を開始する。たつじんテスト EduMall版では、学習のつまずきの要因である7つの原因と 5つのカテゴリの中で、どの分野につまずきが生じているのかを明らかにする。

  • たつじんテスト EduMall版の内容

    たつじんテスト EduMall版の内容

「ことばのたつじん」と「かず・かんがえるたつじん」のテーマで全120問のアセスメントテスト問題を収載。児童生徒のつまずきの解答工程を確認する必要があるため、EduMallから紙で印刷し、配布してテストを実施する。

また、今井教授の紹介動画により、テスト概念、ことばのたつじん、かず・かんがえるたつじんの各テスト解説、広島県・福山市での実施効果を紹介。さらに、対象学年、実施のタイミング、テスト実施時間、実施回数をまとめた実施要領を収載するほか、採点支援ツールとして「解答類型」「たつじんテスト解説」子どもたちのつまずきの分析を支援する「集計表」(EXCEL形式)を用意する。

対象は小学校で、価格(学校ライセンス)は年間1校13,200円。対応OSはWindows、ChromeOS、iPadOS。