プライム・ストラテジーは5月30日、導入企業の企業価値の向上や高い業務継続性を実現する「ハイパーオートメーション導入サービス」への移行を促進するサービスとして、OSS(オープンソースソフトウェア)のRPAツールである「OpenRPA」を用いたRPA導入と業務自動化を支援するサービスを開始することを発表した。
OpenRPAは誰でも無償で利用可能なソフトウェアであり、機能的には一般的に有償販売されているRPAツールと同程度だが、デスクトップアプリケーションやChrome / Edgeなどの主要ブラウザだけでなく、JavaやSAPなど幅広いアプリケーションにも対応する。開発画面はアクティビティをドラッグ・アンド・ドロップすることでワークフローを構築できるなど、ユーザーインタフェースの利便性も特徴だ。
同社は今回提供を開始する業務自動化支援サービスを利用することで、ユーザー企業はライセンス負担を無くして自動化の仕組み作りに注力できるようになるとしている。OpenRPA新規開発サービスでは、OpenRPAを使った新規ワーフクロー構築を支援する。業務プロセスのヒアリングから設計書の作成、ワークフローの開発、運用マニュアルの作成をセットで実施する。
また、OpenRPA移行サービスでは、既存のRPAツールからOpenRPAへの移設を実施する。既存のワークフローを解析してOpenRPAのワークフローに移設することで、ライセンス費用の削減が見込める。なお、基本的には国内のメジャーなRPAツールに対応可能だという。
OpenRPAマネージドサービスは、定額でワークフローの保守管理を実施する。サービスには、RPAエラー時の障害調査や小規模改修を含む。なお、同サービスはOpenRPAでプライム・ストラテジーが新規開発、または移行したワークフローのみが対象となる。