サッポロホールディングスは5月30日、日本マイクロソフトと協働して、グループ社員が自発的に起案したDX(デジタルトランスフォーメーション)に関する企画を検討し実現するためのプラットフォーム「DX イノベーション★ラボ」を開始することを発表した。
同社が今回立ち上げるDXイノベーション★ラボは、人材活躍の支援によるビジネスモデル変革や新規事業創出を目的としている。日本マイクロソフトと協働して、昨年から構想と構築を勧めてきたという。
ラボにはグループ社員のほかにさまざまな業界の企業がパートナーとして参画し、新たに開設した専用のポータルサイトを通して、既存事業における課題や、解決に向けた提案、新規事業のタネなどを「DX企画」として共有可能だ。同社は、社内外を問わずに企画を通して共創関係を構築することで、大胆な業務改革や新たな事業モデルの創出を狙うという。
なお、社内からはすでに180件を超える企画が提案されており、16企業が初期パートナーとして参画している。両社は今後、日本マイクロソフトのマーケティングチャネルや技術知見を軸として、プラットフォームの構築にとどまらない構想パートナーとしての連携を強化する方針だ。