エクサウィザーズは29日、同社提供の企業情報に特化した検索エンジン「exaBase 企業検索」において、米OpenAIの「ChatGPT」を利用して、有価証券報告書から重要情報を抽出して文章化する機能を加えることを発表した。
日本で登記されている約400万社・団体の情報を取り扱う「exaBase 企業検索」に標準搭載で6月中に提供される予定のChatGPT対応新機能は、国内約3900社の上場企業有価証券報告書が対象となり、1.財務状態と状況分析、2.事業等のリスク、3.経営上の重要な契約等のカテゴリから分析、構成し直した簡潔な文章で検索結果から参照できるようになる。
同社では自社の有価証券報告書を例に示しており、「事業等のリスク」にある約4000文字の情報からリスクに関連する5つのキーワードと関連する箇条書きの短い(20~50文字)10の文書で簡潔に表示する。なお、今回の対応に伴う2カ月間無料の試用キャンペーンも実施している。