SCSKサービスウェアは5月29日、台湾大手の旅行代理店「雄獅旅行社(以下、Lion Travel)」および訪日外国人向けショッピングサポートアプリ「Payke(ペイク)」を展開するPaykeと、訪日観光客の嗜好性と行動に関するデータを活用した共創ビジネスを開始したことを発表した。
3社はビジネスの第一弾として、Lion Travelが提供する日本でのアクティビティや各種チケットなどの旅行商材を、Paykeアプリを通じて訪日台湾人観光客向けに5月16日から販売を開始している。
今後はLion TravelとPaykeがそれぞれ保有する、訪日観光客の嗜好性情報や旅行日程、位置情報を含めた行動履歴を分析してパーソナライズし、必要なアクティビティや旅行商材を販売する仕組みを構築するという。初年度は年間5万人への販売を目指す。
3社は将来的に多くの訪日観光客に利用されるインバウンドビジネスプラットフォームへと成長することを目指し、訪日中に利用できるアクティビティなどの旅行商材の充実化を進める。その他、快適な旅行を支援する生成AIを用いたコンシェルジュサービスや、地域限定デジタル通貨のようなインバウンドを活用した地方創生事業にも取り組むとしている。